サンフレ首位浮上!19歳野津田が逆転弾

 「J1、広島3-1清水」(5日、Eスタ)

 首位奪還だ!広島はDF塩谷司(24)とMF野津田岳人(19)のゴールで清水に逆転勝利。3連勝をマークした。横浜Mが甲府に引き分け、勝ち点「53」で並んだが、得失点差で8月24日以来の首位に返り咲いた。次節は横浜M(19日・日産ス)との首位攻防戦。勢いに乗り、一気に首位固めだ。

 大粒の雨が降り続くピッチで若手が躍動した。下位に低迷する清水との一戦。負けられない戦いで、塩谷と野津田が勝利への道を切り開いた。

 まずは塩谷だ。0‐1の後半31分。ゴール前でミキッチが落としたボールに反応した。シュート直前にDFに触られたが、右足を振り抜き、ネットを揺らした。「漫画みたいとみんなで盛り上がった。『キャプテン翼』でこういうシーンがある」。こう振り返った強烈な一撃で、同点に追い付いた。

 途中出場した野津田も続いた。同34分。左足を振り抜き、逆転のミドルシュートをたたき込んだ。交代前、佐藤から「シュートを打ってくれと言われた」という。エースの言葉が背中を後押しした逆転弾。「積極的にいった。気持ちいい」と目尻を下げた。さらに同43分にも勝利を決定付ける3点目をゲットだ。

 若手は週2回、午前と午後の2度練習を行う。メンバーが少ないため「かなりきつい」と関係者。それでも音を上げず黙々と打ち込んできた。森保監督は「練習はうそをつかない。結果に結びついた」と称えた。

 昨季は石川、清水の若手が台頭し初優勝の原動力となった。シーズン終盤での2人の活躍は大きな収穫だ。

 横浜Mが甲府に引き分けたため、首位を奪い返した。次節(19日)はその横浜Mと敵地で首位攻防戦だ。野津田は「このまま勝ち続けて、優勝を目指して頑張る」と意気込んだ。若手の力を大きな推進力とし、2連覇へ突き進む。

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