川崎・大久保が決勝弾 今季18発目!

 「J1、川崎2-1大宮」(28日、等々力)

 円熟味を帯びてきたストライカーが、リーグの得点ランク首位を快走中だ。1‐1の前半9分。FW大久保は、ゴールまで約25メートルの位置から迷わず右足を振り抜いた。

 「練習で良く決まっていた形。イメージ通り。完璧やったね」。アウトサイド回転の一発は、弧を描きながらネットを揺らした。自身初の4戦連発で、今季通算18得点目。キャリアハイをさらに更新した31歳は、それでも得点王に向けて「あと11試合ある。1試合1点を取るつもりでやっている」と淡々と振り返る。

 7~8月のリーグ戦はこれで10戦10発と夏男の本領発揮。かねてから「夏は好きやね」と語る。オフには猛暑も気にせず、息子たちを連れ立って公園でボールを追うことも。時には近所の子供たちも混ぜて“臨時サッカー教室”を行うという。「オレが一番汗かいてるけど」と、良いリフレッシュの場だ。過密日程が続くだけに試合後には「疲れた。早く帰りたい」と汗をぬぐったが、古巣であるC大阪との次節の話になると「楽しみやね」。エースの進撃はまだまだ止まりそうにない。

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