川崎・大久保2発 得点トップ10点目

 「J1、川崎4-2鹿島」(6日、等々力)

 約1カ月ぶりに再開し、川崎は元日本代表FW大久保嘉人(31)の2得点などにより、鹿島を4‐2で下した。首位大宮は鳥栖に追い付かれて1‐1で引き分け、2位浦和は甲府を1‐0で下した。横浜Mは最下位の大分と1‐1で引き分けたが、3位を守った。関塚隆監督(52)の初采配となった磐田はC大阪と2‐2で引き分けた。

 ストライカーとしての輝きを、完全に取り戻した。川崎の大久保が2得点1アシストと大活躍。「今は、試合に出られれば点を取れる感覚があるんよ」。エースが確かな口調で語った。

 前半7分、ロングパスに反応すると、DF岩政、山村のセンターバック陣をスピードで振り切り、絶妙なヒールパスで先制点をおぜん立て。同36分には右からのクロスを合わせ1得点。3‐1の後半6分にもネットを揺らした。チームは公式戦10戦無敗なら、自身も神戸時代の08年以来となるリーグ2けたゴール。得点ランクも単独トップだ。

 これでJ1通算99点。「ストライカーとして、オレの名前が残るやろ。だから100得点は絶対に達成したい」と語る大久保にとって、毎年のように目標としていた数字だ。それだけに「今日ハットトリックで決めたかった。何となく予感があって、家から『(3点)取れそうやな。行ってきます』って出てきたんやけど…。2点取った後は、いらんことせんと、ゴール前にいようと思ったけどあかんかった」と苦笑い。日本人7人目で、J史上11人目となる大台に王手をかけた。

 代表復帰も現実味が出てきた。先日、オフで帰国中の日本代表FW香川と会食するなど、刺激を受けている。東アジア杯(21日開幕、韓国)では予備登録されているもようだが「新聞で名前を書いておいて。ザックは(記事を)見なくても、原さん(技術委員長)は見るやろ」と、念押しのアピールも忘れなかった。

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