淡路で“ベッカムメニュー”復活プラン

 サッカーの元イングランド代表主将で、16日に今季限りでの引退を表明したMFデービッド・ベッカム(38)=パリ・サンジェルマン=について、02年日韓W杯で代表の滞在先となった兵庫県淡路市の関係者も17日、引退を惜しんだ。

 イングランド代表が滞在した「ウェスティンホテル淡路」(兵庫県淡路市)には、現在もベッカムらのサイン入りユニホームが飾られている。当時、宴会予約マネジャーとして同代表を担当した森敬博総支配人(49)は「やはり残念です。向こうからスタッフに声を掛けてくれる気さくな方でした」と振り返った。

 当時、ホテル周辺では日に日にファンの数が増えていったという。ベッカム会いたさに、エレベーターに乗ったまま待ち伏せするファンもいたほど“ベッカム・フィーバー”に沸いた。

 ホテルではW杯直後、レストランなどで同じメニューの食事を提供していた。ベッカム引退を機に、復活させるプランなども検討中という。

 当時を知る企画広報課マネジャーの増田あずささん(38)は「次にいらした時には、選手としてではなく、リラックスして過ごしていただきたい」とねぎらうように語った。

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