ドルト決勝!香川が抜けても「すごい」

 「欧州CL・準決勝第2戦、Rマドリード2-0ドルトムント」(4月30日、マドリード)

 レアル・マドリード(スペイン)はホームでドルトムント(ドイツ)を2‐0で下したが、2戦合計で3‐4と及ばず、3季連続で準決勝敗退した。ドルトムントは、優勝した1996~97年シーズン以来16季ぶり2度目の決勝進出。

 攻撃の中心となるMFゲッツェが前半14分に負傷退場するアクシデントにも動じなかった。耳をつんざくような大声援に後押しされて猛攻を仕掛けたレアル・マドリードにあと1点を許さず、ドルトムントが昨季からの成長を見事な結果で証明した。

 香川が在籍した昨季の欧州CLは1次リーグで敗退。しかし、苦い経験を無駄にはしなかった。第1戦の3点リードを後ろ盾に、組織的な守備を貫いて終盤まで無失点。後半38分から2失点したが、したたかに逃げ切った。ゲッツェと交代で出場したFWグロスクロイツは「僕らはすごいチームだ」と胸を張った。

 16季ぶりの決勝に駒を進め、クロップ監督は「苦しんだが、最後には決勝進出に値することを示せた」と会心の表情を浮かべた。

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