まるで昭和のよう タイガー・ジェット・シンの襲撃で男性客が救急搬送!主催者の工藤めぐみは謝罪

 “インドの狂虎”タイガー・ジェット・シン(82)が、観客を救急搬送させる狂気を見せた。入場時に客席をサーベルで襲い、男性1人が頭部を負傷して流血。病院で手当てを受けた。立会人として向き合った藤波辰爾(72)にも闘志を向けて臨戦態勢に入ったが、後に抱擁を交わして互いに敬意を示し合った。

 アントニオ猪木らと激闘を繰り広げた狂気は健在だった。藤波辰爾&船木誠勝組と越中詩郎&長井満也組のタッグマッチで特別立会人を務めたシン。登場曲「サーベルタイガー」が流れる中、息子でレスラーのアリ、孫のハンズとターバン姿でサーベルを手に入場。82歳の年齢には勝てないのか、当初は弱々しい足取りだったが、リングが近づくと突然動きが良くなり、サーベルを客席に向けて振り上げた。

 この際に男性1人が前頭部を負傷。サーベルの柄の部分が直撃した模様で、出血してバックステージでリングドクターの措置を受けた。出血は止まり、意識に問題はなかったが念のため救急搬送された。

 ぼう然とした様子の男性を手当てするリングドクター、救急車の手配などを緊迫した様子で行う主催者側の姿が繰り広げられた。主催側と別の関係者は、当初は演出かと思ったが現場の様子を見て本当のアクシデントだと察知したという。別の関係者は「まるで昭和のようだ…」とつぶやいた。

 リング上のシンは、藤波にサーベルを向け臨戦態勢に入ったが、直後に笑みを浮かべて抱擁。互いに敬意を示した試合後は、ノーコメントで引き揚げた。

 前日に孫のハンズが「ミーのグランパは家では普通のおじいさんなのに、日本に来ると変わってしまう。明日どうなってしまうのか」と話した通りの変身ぶり。リングを去る際のシンは、ステージから客席に向け、ダッシュするように両太ももを交互に上げて健在ぶりをアピールした。試合前より明らかに数段動きが良くなっていた。

 ゼロワンGMでデビュー40周年の記念大会を主催した工藤めぐみは「何が起こるか分からないプロレスの魅力を感じた」などと大会を総括。それとは別に、負傷者に対しては「せっかく楽しみに観戦されていたお客様に、ケガを負わせてしまったことは本当に申し訳ありません。すいませんでした」と頭を下げた。

 シンに対しては「皆さんが見たかったシンさんを感じられたと思います」と、82歳が全力で大暴れしたことを認めながらも「ケガをさせてしまったことに対しては、本当に申し訳ありません」と繰り返し謝罪した。

 約14年ぶりに来日したシンは、19日に日本の子どものために外務省を通して寄付を行い、そのままカナダへの帰国便に搭乗する予定という。

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