西田凌佑「塩試合にはならない」グッドマン戦へ順調な仕上がり 枝川会長「KOもあると思っている」
「IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(27日、トヨタアリーナ東京)
元IBF世界バンタム級王者で現在はIBF世界スーパーバンタム級1位の西田凌佑(30)=六島=が17日、同級2位のサム・グッドマン(27)=オーストラリア=との暫定王座決定戦に向けて、大阪市住吉区の所属ジムで練習を公開した。
2月の前戦でスーパーバンタム級に上げたことで減量の厳しさが軽減。「コンディションはいいと思います。減量も前回少し遅くやってしまったんで、その反省を生かして今回は早めにやっているので大丈夫です」と100ラウンド以上のスパーリングを消化。この日はシャドー2ラウンド、ミット打ち1ラウンド、サンドバッグ打ち1ラウンドを披露した。
西田が12戦11勝(2KO)1敗、グッドマンが23戦22勝(8KO)1敗と、両者ともKO率は高くない。高度な技術戦が予想される中で、武市晃輔トレーナー(45)は「パンチ力はバンタム級の時より確実についた。力強いパンチを打てるようになった」と明言し、枝川孝会長(62)も「KO(勝ち)もあると思っている」と期待した。西田自身もKOについて「特別狙ってはいないけど、練習で出ているパンチが出て、タイミングよく当たって倒せたらいいなとは思います」と視野に入れる。
今回は井上拓真(大橋)-那須川天心(帝拳)によるWBC世界バンタム級王座戦をメインイベントとした4大世界戦。西田はセミファイナルに登場する。豪華イベントの中でアピールする試合になるかと問われると「正直それを考えるほど余裕はないけど、グッドマン選手は強い選手なので自然と面白い試合にはなると思います」と答えた。これを隣で聞いていた枝川会長が「面白い試合になるか?塩試合になるんとちゃうか(笑)」と指摘すると「塩にはなりません」と即答。「グッドマン選手次第です」と続けて相手の出方次第では熱戦を展開することを予告した。
スーパーバンタム級は4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が当面防衛戦を行う予定がないため、IBFでは暫定王座の設置を決定。2月に指名挑戦者決定戦に勝利していた西田と、4月に2位決定戦に勝利したグッドマンに対戦指令が出た。両陣営が地元開催を望んだため、7月14日に興行権入札が行われ、六島プロモーションが61万ドル(約9900万円)で落札し、日本開催が決まった。現在、海外ブックメーカーでは西田1・5倍、グッドマン2・5倍で西田有利のオッズとなっている。今大会はアマゾンの動画配信サービス「Prime Video」でライブ配信される。
