井上拓真「何回やっても勝てないんだぞっていう内容で、返り討ちに」 那須川天心戦へ絶対的自信「完封で何もさせずに勝つ」

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(27日、トヨタアリーナ東京)

 WBC世界バンタム級王者の井上拓真(30)=大橋=が15日、横浜市の所属ジムで公開練習を行った。2度目の防衛戦で、昨年11月24日の同級王座決定戦で破った同級1位・那須川天心(28)=帝拳=とのリマッチに臨むが、「何回やっても勝てないんだぞっていう内容で、返り討ちにしたい」と絶対的な自信を示した。

 言葉の端々に王者の風格が漂った。拓真は再度の大一番を前にも「1戦目と変わらず、ただ天心に勝つだけ。相手も相当な気持ちで来ると思うが、しっかり返り討ちにする」と平常心を強調。前回は序盤に苦戦したものの「もうあの展開はない」と断言し、「流れでKOは狙いたいが、完封で何もさせずに勝つ」と宣言した。

 天心に初黒星をつけて返り咲いた後、今年5月には元世界4階級制覇王者・井岡一翔(37)=志成=を圧倒し、初防衛に成功。井上尚弥(33)=大橋=の弟という殻を破り、プロボクサーとして覚醒した。10カ月という短いスパンでの再戦に、「(序列は)簡単にはひっくり返らない。井上拓真の壁は大きいぞと見せつけたい」とプライドを誇示。「これで最後。(天心は)自分に負けて他の団体に行くんじゃないですか。(再戦を)もう言えないくらいに(圧倒)したい」と言い切った。

 北海道で走り込み中心の合宿を行い、現時点でスパーリングを約100ラウンド消化した。父の真吾トレーナーは「調整はすごくいい。今まで(拓真から)伝わってくるものが薄かったが、今は濃く伝わってくる。気持ちが入っている」と太鼓判を押す。拓真自身も「あとは井上拓真をつくり上げることに集中する。打たせないで打つボクシングで、井上拓真には勝てないっていう内容で倒したい」と完勝を予告した。

 ◆拓真-天心の前戦VTR 25年11月24日にトヨタアリーナ東京で行われたWBC世界バンタム級王座決定戦で対戦した。1、2回は天心が優位に立った。ただ、3回以降は拓真が圧力をかけながら前に出て形勢を逆転し、判定3-0(116-112×2、117-111)で勝利。拓真は1年1カ月ぶりに世界王座に返り咲き、天心はプロ格闘技55戦目で初黒星を喫した。

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