【スターダム】熊本出身プロレスラー・水森由菜、地震被災の故郷思い涙「希望失わないで」S・キッドに敗戦も不屈、会場で義援金呼びかけも
「プロレス・スターダム」(3日、後楽園ホール)
シングル最強を決める「5★STAR GP」ブルースターズBブロック公式戦が行われ、熊本県八代市出身の水森由菜は、元ワンダー王者のスターライト・キッドに敗れて2勝3敗(勝ち点4)となった。S・キッドは2勝1敗1分け(勝ち点5)。水森は故郷を襲った熊本地震を受け、この日も大会前から会場ロビーで募金箱を持って義援金を呼びかけるとともに、試合後のバックステージで「熊本のみんなが(見て)元気が出るようなプロレスラーになります」と誓った。
試合ではS・キッドに果敢に挑み、強烈なラリアットなどパワフルな攻撃を浴びせて会場を沸かせた。コーナー最上段に登った相手には何度もエルボーを打たれても気を吐きながら立ち向かっていき、雪崩式のデスバレー・ボムを発射。それでも3カウントは奪えず、最後はタイガースープレックスホールドに沈んだ。
S・キッドとは昨年5月3日の熊本大会で一騎討ちを行い、16分35秒の激闘の末に敗れている因縁の相手だったが、水森は「私はあの時のシングルで新しい自分に出会えて、(その後)ハイスピード王者になるためのたくさんのパワーと希望をもらった。そんな熊本が今(地震で)大変なことになって」と、声を震わせ涙。「こうやってたくさんの人の前に立つプロレスで、私が勝って、もっと熊本の皆さんを元気にさせたいと思っているのに…。今日はスターライト・キッドに負けたけど、こんなんじゃ折れないから。次にシングルするときは絶対キッドさんからスリーを取って、熊本のみんなが誇らしげに(感じて)元気が出るようなプロレスラーになります。まだ水も電気も(復旧してない地域もあって)街もめちゃくちゃだと思うけど、希望を失わないでください。絶対に光が差すから、それを私はここ(リング)で見せます」と、決意を新たにした。
