【ボクシング】渡来美響、悲願の日本王座初奪取「日本一ようやくクリア」世界照準で海外進出にも意欲「リヤド、ズッファ…大きな興行に出たい」
「ボクシング・日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦」(1日、後楽園ホール)
同級1位の渡来美響(わたらい・みきょう、27)=横浜光=が、王者・川村英吉(26)=角海老宝石=に5回1分11秒TKO勝ちし、新王者に輝いた。昨年3月の初挑戦では当時の王者・李健太(帝拳)に敗れたが、プロ10戦目で悲願の初タイトルを手にし「不器用な性格なので時間がかかったが、皆さんのおかげで(ベルトを)巻けた。自分が世界のボクシングを日本人でもやれると体現して、最終的に世界タイトルのベルトを巻きたい」と感慨を込めた。
現王者を圧倒し、初の称号を手にした。横浜市出身の渡来は、幼少期に大橋ジムでボクシングを始めたが、アマチュア時代は高校、大学で日本一に届かなかった。プロでもタイトル初挑戦で失敗していただけに「今回日本一になって、ようやくクリアできた」と万感の表情で、「(少年時代に)大橋会長に当時の川島勝重さんの世界タイトルのベルトを触らせてもらったくらいだったが、自分で(肩に)掛けてみると重さがズッシリあって感慨深い。自分で巻くって気持ちで、子供の頃から(人のベルトは)巻かないように避けてました」と明かした。
ようやく日本一に輝いたが、今後の展望については「本来の目的だった世界に照準を合わせる。リヤド・シーズン、ズッファ・ボクシングとか、これから主流になる一番ノっている興行に出られるようにやっていく」と、大型興行の名前も出して海外進出にも意欲をのぞかせた。「この試合で得たものを糧にして、さらにレベルを上げて、渡来、今すぐ世界をやっていいよねって言ってもらえるような選手になりたい。とにかく大きな興行に出たい。世界のトップの(テレンス・)クロフォードや(オレクサンドル・)ウシクが出るような興行に出たい」とぶち上げた。
また、同大会のセミでは東洋太平洋同級王者の堀池空希(24)=横浜光=がタク・ユン(韓国)を7回TKOで下し、2度目の防衛に成功。神戸市出身の新鋭は、WBOアジアパシフィック同級王者・李健太との地域タイトル統一戦を熱望し、「まだまだこれから上に行く。李健太選手と統一戦をやって世界に行きたいので、最低ラインは(アピール)できたかな。これからもっと上の舞台に行って、世界で戦える選手になりたい」と誓った。
