23歳・吉良大弥 最速タイ5戦目戴冠狙う 拳四朗と激闘の難敵相手も不敵「圧倒できると思う」
ボクシングのダブル世界戦が9月2日に横浜BUNTAIで開催されることが28日、横浜市で発表された。WBA世界ライトフライ級王座決定戦は同級1位の吉良大弥(23)=志成=が2位カルロス・カニサレス(33)=ベネズエラ=と争う。吉良が勝てば、田中恒成と並び国内最速の5戦目での世界王座獲得となる。WBA世界ミニマム級王座決定戦は同級2位の石井武志(26)=大橋=が同級3位で元WBO同級王者のウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=と激突する。
23歳の吉良が最速戴冠のチャンスをゲットした。プロ5戦目での世界挑戦が正式に発表され、「やっと決まってホッとしている」と安どの表情。「(最速戴冠は)決まるまでは意識していたが、ベルトを巻くこと以外に思い入れはない」と邪念を払い、「(周囲に)世界王者になってからがスタートやと言われているし、僕も常々言っている。取ってから先を見据えたい」と志を高くした。
当初WBA・WBO統一王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)への挑戦で計画が進んでいたものの、王者が負傷。元世界王者カニサレスも24年1月に寺地拳四朗(BMB)と激闘(判定負け)を繰り広げた強敵だが、軽量級屈指の決定力を誇る吉良は「一番いい結果はKO」と宣言。「僕がミスしなければ(試合が)面白くもならないくらい圧倒できると思う」と不敵に言い切った。
所属ジムでは井岡一翔(37)、比嘉大吾(30)が直近の世界戦で敗れ、現時点で王者は不在。期待の新鋭は「そこ(の思い)は強い。僕がこれから(ジムを)背負いたい」と新たな顔として使命感を燃やした。
◆吉良大弥(きら・だいや)2003年5月30日、大阪府門真市出身。父の影響で4歳からキックボクシングを始め、中学からボクシングに専念。アマ3冠もパリ五輪への道が絶たれて東農大を中退し、24年5月に志成ジムに入門。同年6月にB級デビュー戦で初回TKO勝ちし、直後に異例の世界ランク入りを果たした。25年12月にWBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦を制し、挑戦権を獲得。右ボクサーファイター。163センチ。
