反則、介入なし…ウルフアロン“初”の真っ向勝負制して真夏の祭典「G1」出場決定「また一つレベルアップした」デビュー1年目は26年ぶり快挙

 「プロレス・新日本」(23日、後楽園ホール)

 真夏の祭典「G1クライマックス」(7月11日開幕)のBブロック出場者決定戦が行われ、NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)がYOSHI-HASHI(44)と19分45秒の激闘の末、逆三角絞めによるレフェリーストップで勝利した。デビュー半年でシングル最強決定戦への切符をつかみ、1年目での出場は2000年の鈴木健三以来26年ぶり2人目の快挙となった。

 五輪王者レスラーがまた一つ関門を突破した。1月4日のデビュー戦以来、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」との抗争が続いていたが、本隊のベテラン相手に胸を借り、シングルではキャリア“初”の真っ向勝負を展開した。ロックアップからスタートし、逆水平チョップや、古傷の左膝を狙われて劣勢となったが、豪快なパワースラムでたたきつけて形勢逆転。ダイビングボディープレスは1度避けられて自爆したものの、2度目で決めた。さらに寝技に持ち込むと、柔道の抑え込み技である袈裟固めから上四方固め、横四方固め、縦四方固め、肩固めと高速で連絡し、最後は片腕も極めての変型の肩固めで失神寸前まで追い込んだ。

 「ウルフ」「YOSHI-HASHI」と両者へのコールが二分する白熱の激闘は15分を超えたが、ウルフはラリアットの相打ちを制すると、相手の得意技であるカルマを背負い投げで切り返し、最後は威力抜群の逆三角絞めに捕らえて絞め落として勝利。拍手が贈られる中、接戦を制したウルフはYOSHI-HASHIに座礼して感謝を込めた。

 反則もない、介入もない、真っ向勝負を制したウルフは大粒の汗を流しながら「YOSHI-HASHIさんの技術、気持ち、パワー、全てこの肌で実感できた。今日の試合で、プロレスラーとしてまた一つレベルアップしたように感じます」と実感を込めた。ルーキーながら懇願していたG1切符をつかみ取り、「トップを目指す上では、全ての人間を倒していかないといけない。この世界で戦ってきたYOSHI-HASHIさんのキャリアを感じたし、G1に出られなかった人の気持ち、今日のYOSHI-HASHIさんの気持ちは僕がG1クライマックスに必ず持っていきます」と決意を込めた。

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