矢吹正道 亀田和毅の愛弟子退けV2 初回に2度倒すも連続KOは6でストップ「力んじゃいましたね」

 「ボクシング・IBF世界フライ級タイトルマッチ」(6日、愛知県国際展示場)

 元世界3階級王者の亀田興毅氏(39)がプロモーターを務める「3150FIGHT10」のメインイベントで、王者の矢吹正道(33)=緑=が3-0の判定(118-108×2、116-110)で同級3位のレネ・カリスト(31)=メキシコ=を退け、2度目の防衛に成功した。

 開始とともに格の違いを見せつけた。初回2分過ぎ、矢吹はワンツーを当てると一気に詰めて右フックで先制のダウン。再開後も左ストレートで倒した。元世界2階級王者・亀田和毅(TMK)の愛弟子として、師とともに矢吹対策を十分に施してきた挑戦者を問題にしなかった。7連続KO勝利は逃したものの、大差判定でベルトを守った。

 当初、「SAIKOULUSH」として開催されるはずだった今大会。ところが共同運営するはずだった株式会社LUSHが5月にボクシング事業から突然撤退したため、中止の危機に陥った。プロモーターの興毅氏が開催に向けて奔走。配信予定のなかったABEMAに協力を求め、全試合のライブ配信が決まり、大会名「3150FIGHT10」に改めて開催されることになった。

 直前の大事な時期に、試合が中止となるかもしれないという情報が流れる。当然ながら調整に影響が出ないはずはない。その中でも矢吹は動じることなく、自らのやるべきことに集中してリングに上がる体と心をつくり上げ、堂々と勝利をつかんだ。

 「出だしがよくて力んじゃいましたね。うまくいかなかったところも多く、あまり良くなかったですね」と振り返りながらも、「こういう結果が出たということは成長できるということ。次に向けてもうひと頑張りしたい」とファンに語った。

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