林下詩美、古巣スターダム電撃復帰の決め手は元盟友の大活躍「上谷沙弥に負けたくないと嫉妬」【電撃登場後の一問一答】
「女子プロレス・スターダム」(26日、後楽園ホール)
マリーゴールドを退団した林下詩美(27)が古巣に電撃登場した。セミの10人タッグマッチで上谷沙弥(29)がフワちゃんにフォール勝ちし、リング上でマイクを握ったところで突然テーマ曲が流れ、会場に現れた。騒然となる中、リングに上がった詩美は「自分はまたこのスターダムでプロレスがしたいと思ってます。よろしくお願いします」と、約2年ぶりの復帰を表明。ただ、元盟友で、女子で史上初のプロレス大賞MVPにも輝くなど、現在「令和の極悪女王」として団体の顔となった上谷は「何しに来たの?」と不快感をあらわにした。
スターダムに電撃復帰した詩美のバックステージでの報道陣との一問一答は以下の通り。
「(マリーゴールド時代の2年間)ずっと上谷のことを見ていて、上谷の活躍が本当にうれしくて。でも、それ以上に負けたくないっていう、嫉妬の気持ちが出てきて。自分ももっともっと頑張りたいというか、もっと上谷に追いつけるくらい(活躍したい)と思って今日はここに来ました」
(ここで2年目の鉄アキラが乱入し、詩美とスターダム復帰初戦での対戦をアピール)
「今アキラが言ったみたいに、私がいる頃のスターダムとは全然違いますよね。アキラ、もちろん知ってます。練習生の頃見ていたので。(古巣に)戻って1回目の試合を、私の知らないスターダムをアキラに教えてもらいたいと思います」
-スターダムのリングにもう一度上がることはいつ頃から考えていたのか。
「そうですね…。(しばらく考えた後)ずっといろんな先のことを考えたんですが、やっぱり自分の心の奥にあって、たどり着くものは上谷沙弥(の存在)。ずっと前からではないです。いろいろ考えて、考えて、やっぱりスターダムに(上がりたい)と思ったので。最近です」
-上谷から否定的な反応を受けて。
「自分も上谷とは元々タッグを組んでいて、また上谷とという気持ちがなかったわけではないので、今日の上谷を見て、やっぱり自分がいた頃とは、上谷だけじゃないですけど、いろんなことが変わっていて。でも、今回のあの反応を間近に見て、よりいっそう火が着きました。ここスターダムで林下詩美はもっともっとデカくならなきゃいけないなと思いました」
-上谷はこの2年間の林下詩美を認めない様子だったが。
「いちプロレスラーから見て、届いてなかったなら、彼女からしたらそうなんだと思います。比べたら、上谷はこの(自身がスターダムから離れていた)時間、世界(世間)にプロレスという存在を教えてくれて、上谷自体がどんどん大きくなっていたので。(今の)自分と上谷とじゃ全然比べものにならないと思います」
-会場は沸いていたが、ファンの反応についてはどう感じた。
「自分が(スターダムに)いたのは少し前ですが、この期間にスターダムのみんなのおかげで、たくさんの色んな方、新しくプロレスを見に来てくたさる方が多い中で、自分のことを知らない人が本当にたくさんいると思って(覚悟していた)。でも、入場曲が鳴ったときに気付いてくれる方とか、自分の存在を分かってくれる方がいたのはすごく安心…というか、うれしい気持ちにはなりました。でも、まだまだ林下詩美を知らない人がたくさんいると思うので、私というプロレスラーを皆さんにこれからたくさんお届けしていきたいなと思います」
◆林下詩美(はやしした・うたみ)1998年9月14日、鹿児島県奄美市出身。「ビッグダディ」こと林下清志の三女で、18年8月にスターダムでデビュー。20年11月に最高峰のワールド王座を初戴冠した。21年には女子プロレス大賞を受賞。24年3月でスターダムを退団し、同年4月にマリーゴールドに入団したが、26年5月23日の大田区大会を最後に退団。フィニッシュ技はハイジャックBTボムなど。166センチ、75キロ。
