「つらいこと全部チャラ」武尊が引退会見で涙、完璧ラスト戦に万感「出来すぎ、夢じゃないか」妻・川口葵からは労い「生きて帰ってくれてありがとう」

 キックボクシングでK-1元3階級制覇王者の武尊(34)が1日、都内で引退会見を行った。ラストマッチと公言して臨んだ4月29日の「ONE SAMURAI 1」で、昨年3月に敗れていたロッタン(28)=タイ=との再戦を行い、5回TKO勝利で雪辱。計4度ダウンを奪う圧倒劇で悲願のONE初タイトルも獲得し、有終の美を飾った。「先日の試合を持って僕は現役を引退することを決定しました」と報告し、「全部が理想通り。夢の中にいる感覚。実感が湧いてない」と、夢心地の心境を明かした。

 劇的な現役最終戦から二夜明けたが、「全く寝てなくて(笑)。いつも試合の日の夜は寝られないが、今回は長くて、アドレナリンの出る量が過去一。ロッタンとの試合というのもあったし、ああいう試合だったので、いまだにアドレナリンが収まらず寝られない」と、うれしい悲鳴を上げた。

 歓喜から一夜明けた30日はジムなどに挨拶に行き、夜は妻の川口葵(27)と食事に行ったという。「みんなに『よかったね』『最高だったよ』と言ってもらって、全部が理想通り。こうなればいいなと思ってやってきたが、ほぼその通りになって、こんなに出来すぎているのは夢なんじゃないかと。試合前も毎日(負ける)夢を見てうなされたりしていたので。うとうとして起きたら、まだ試合前なんじゃないかと。夢の中にいる感覚。実感が湧いてない」と、苦笑いながら明かした。

 武尊は2014年以降の“新生K-1”を象徴するエースとして3階級を制覇し、22年6月には東京ドームで実現したRISE王者・那須川天心(27)との世紀の一戦で激闘の末に判定負け。その後、休養を経て現役続行を選択し、海外団体のONEに主戦場を移していたが、タイトルには届いていかなかった。

 ただ、最後に武尊らしい気迫あふれるアグレッシブな試合運びで宿敵にリベンジし、有終の美を飾った。引退会見では「つらいこともたくさんあったが、最後に報われた。今はつらかったことも全部チャラになったというか、このためにあったんだなと」と感極まって涙も浮かべた。

 試合後、愛妻からは「生きて帰ってくれてありがとう」と声を掛けられたという。最高の形で現役生活にピリオドを打ち、「過去最強で最高の自分を最後に出せた」と晴れ晴れと語った。

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