初防衛の松本流星、今後の統一戦に含み「誰と戦いたいではないが…緑のベルトがかっこいいと思う」
「ボクシング・WBA世界ミニマム級タイトルマッチ」(15日、横浜BUNTAI)
王者松本流星(27)=帝拳=が同級4位の高田勇仁(27)=ライオンズ=との再戦を判定3-0で制し、初防衛に成功した。
フルマークでの判定勝ちを告げられても、松本は引き締まった表情を崩さなかった。相手の執念の粘りでKO勝ちは逃したが、序盤から試合を支配する盤石の内容で初防衛。「日本人は卒業できたと思う。これから世界の強いやつと戦っていきたい」と、リング上で力強く宣言した。
序盤から的確にパンチを入れて主導権を握った。3回終了間際には強烈な右フックを浴びせ「どうだ」と言わんばかりに右手を挙げた。その後は冷静な試合運びでリードを死守。負傷判定決着となった昨年9月の王座決定戦の再戦で「あの日の続きを見せられた」と“完全決着”を付けた。
昨年8月には親交の深かった神足茂利さん(M・T)、同10月には日大時代の恩師・梅下新介さんが亡くなった。「自分の好きなことを一生懸命できることは、本当に幸せな時間なんだな」と再認識。昨年9月の王座決定戦前には神足さんが、この日の試合前には梅下さんが夢に出てきた。亡き恩人たちの魂を背負いリングに立っている。
試合後、笑顔はなかった。この勝利は通過点で、目指す場所は先にある。「セカンドチャンピオンと言われるのは分かっている。本物のチャンピオンになりたい」と、自身初の統一戦に向けてアピール。「誰と戦いたいはないが、子供の時から見ていた緑のベルトがかっこいいと思う」と、WBC世界同級王者メルビン・ジェルサレム(32=フィリピン)に照準を定めた。
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