小波がワンダー王座初防衛、昨年は秒殺だったのに「まさかこのベルトを持って防衛できるとは。だからプロレスって面白いよな」飯田沙耶を撃破
「プロレス・スターダム」(29日、両国国技館)
ワンダー王者・小波が飯田沙耶を退け、初防衛に成功した。20分34秒、ファイナルランサーで決着を付けた。
挑戦者の要求通り、真っ向勝負で臨んだ小波。雪崩式パワースラム、コーナーからのダイビングラリアット、ファイナルカットと攻め込まれたが、ラリアットを裸絞めで返して反撃開始。ハイキック連発から顔を蹴り上げ、ファイナルランサーで仕留めた。
小波は「両国に集まっているクソどもよ。オマエらの大嫌いな小波が初防衛したぞ。飯田、オマエの臨んだ正々堂々とやらで勝ったけれど、オマエはどんな気持ちだ」と呼びかけると、飯田は「すがすがしいよ、この野郎」とまさかの返答に会場はどよめいた。さらに「こっちに来たらどうだ」と正規軍STARS加入も求められたが、しっかり飯田を踏みつけて拒否。「何寝ぼけたこと言っているんだ飯田、帰れよ。とっとと帰れ、負け犬が」と蹴散らかした。
すかさずリングインした吏南に挑戦を求められ受諾。小波は「来年も防衛をし続ける。スターダム、ジ・エンド!」と勝ち誇った。
昨年の同大会では朱里を相手に早々に負傷で試合が終了。今年も序盤は存在感を示せなかったが、5★STAR GPでSareeeとの対決で注目度が急上昇。シングルベルト戴冠へと突き進んだ。バックステージでは「去年は秒殺で散々な目にあって、まさかこのベルトを持って防衛できるとは。だからプロレスって面白いよな」と胸を張った。





