元アマ王者の中山慧大 8回TKOでデビュー3連勝 六島ジム期待の逸材が4戦目でのタイトル挑戦に前進

 「ボクシング・8回戦」(14日、住吉区民センター)

 東洋太平洋スーパーフライ級14位の中山慧大(23)=六島=が8回52秒TKOで日本同級11位の神崎靖浩(25)=倉敷守安=とのランカー対決を制し、デビュー3連勝(3KO)を飾った。

 前半から的確なジャブと堅いブロックで試合を優位に進めた中山は8回に右ショートをテンプルに当てて効かせ、ダウンを奪って勝負を決めた。「ジャブでリズムをつくり、最後倒すことができて良かった」とプロデビュー以来初の日本人対決に完勝した。

 佐賀県唐津市出身で、東洋大時代の23年に全日本選手権フェザー級を制し、今年4月にプロ転向。元IBF世界バンタム級王者の西田凌佑に続く六島ジム期待の逸材に、枝川孝会長は「満点の内容。チャンスがあれば、次戦で狙いたい」と4戦目でのタイトル挑戦に向けて動き出す。ベスト階級というバンタム級で、日本および地域王座を標的に置いている。

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