「伝説の12・7キロ計量オーバー」がRIZIN10周年表彰式で衝撃1位 神取忍、未出場も異例受賞で困惑「なんとも言えない」

 RIZINは7日、2015年の旗揚げから10周年を記念し、都内で「RIZINアワード」を開催した。MVPには朝倉未来(33)を選出。また、各部門の表彰も行われ、「記憶に残ったハプニング」で1位に輝いたのは、2017年12月29日に実施予定だった神取忍VSギャビ・ガルシア(ブラジル)の前日公開計量で、ガルシアが契約体重95キロのところを「107・7キロ」と大幅に超過し、試合中止となった“伝説の12・7キロオーバー”事件だった。

 当時ブチ切れたことが大きな話題となった神取は結局RIZINに出場することはなかったものの、異例の表彰を受けた。トレードマークの金髪に真っ赤なセットアップ姿で登場し「なんとも言えないですね。(ビジョンに映る当時の)あの画像を見ているだけでも怒りが込み上げてくる。うれしいのか、何なのかわからないんですけど、ありがとうございます」と、困惑の苦笑いを浮かべながら表彰状を手にした。

 このカードは前年行われる予定だったが、神取の負傷により実現しなかった。1年越しの因縁マッチのはずだったが、規格外の巨体を誇るガルシアが前日計量で12・7キロオーバーを記録した瞬間、神取は「ふざけんな、このヤロー。なんだこれ」と激怒。ただ、この衝撃的なやり取りは後々大きな話題となり、今夏には日清のCMで完全再現されるなど、RIZIN史に残る名シーンの1つとなった。

 神取は「まさかCMになっちゃうっていうのが驚きと、RIZINさんの協力あってのことなのでお礼を言いたいのと、インパクトが残ったのはプロとしてはうれしいこと」と、8年前の怒りの矛を収めていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス