井上尚弥が仮想オラスクアガに 17日挑戦の桑原拓が感謝「何でもできるなこの人」尚弥VS中谷“代理戦争”に闘志「負けられない理由増えた」

 公開練習を行った桑原拓
 公開練習を行った桑原拓
 公開練習を行った桑原拓(中央)。左は大橋秀行会長、右は松本好二トレーナー
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 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(17日、両国国技館)

 WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26)=米国=に挑戦する同級4位の桑原拓(30)=大橋=が6日、横浜市の所属ジムで公開練習を行った。昨年5月に当時WBA世界同級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に敗れて以来、自身2度目の世界挑戦となるが、大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「練習やスパーリングを見ていて、前回の世界戦より10倍調子がいい」と太鼓判。桑原も「モチベーションはMAXです。(前回の調子が100なら?)1000!(会長が言うように)10倍なので(笑)」と自信をみなぎらせた。

 4度目の防衛戦となるオラスクアガは世界3階級制覇王者の中谷潤人(27)=M・T=の盟友とあって、来年5月に対戦が計画されている世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=とのドリームマッチに向けた“代理戦争”の様相も呈す。桑原も「なんとなく(その意識)はあった。負けられない理由が増えた」とうなずき、尚弥は17日当日も来場予定だけに「気合が入りますね」と発奮した。

 また、今回、尚弥からは「チャンスだから頑張れよ」と激励を受けたほか、マススパーリングの相手も4ラウンド務めてくれたという。「オラスクアガ選手のモノマネというか、似た動きでマスをしていただき、アドバイスもいただいた。(効果は)めっちゃあって、やっぱ何でもできるな、この人…って(笑)」と、モンスター級のサポートに感謝を込めた。

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