リング上で「天心選手」を7度 勝者の井上拓真が敗者を称える「本当に強かったし、ありがとうございました」【一問一答】
「ボクシング・WBC世界バンタム級王座決定戦」(24日、トヨタアリーナ東京)
同級2位の井上拓真(大橋)が同級1位の那須川天心(帝拳)に3-0の判定で勝利。王座に返り咲いた。リング上でのインタビューで拓真は「天心選手だからこそここまで追い込めた」「天心選手は強かった」などと繰り返し、相手をたたえた。
拓真の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-勝った瞬間、家族と抱き合った。今どんな気持ちか。
「本当に率直な気持ちとして、天心選手だからこそ、自分もここまで追い込めて、ここまで仕上げてこれたので。本当に天心選手は強かったし、本当にありがとうございました」
-試合が決まって今日までどんな思いだったか。
「自分は天心選手がキャリアが浅いと言ってなめずに、本当に強敵だと思ってここまで追い込んでこれたし、1ラウンドが始まって、本当に強いなっていうのをやっぱり肌で感じたんで。ここまでほんとに追い込んで、その結果を出したことに本当に感謝してますし、大橋会長はじめお父さんが最後まで自分のこと追い込んでくれたんで勝つことができ、ファンの皆様には本当にこの結果で恩返しできたと思ってます。ありがとうございました」
-今1年前、負けを知って、そしてお父さん、真吾さん、そして兄、尚弥さん、そしてチームの皆さんと今日に向かってきた。改めて、どんな日々だったか。
「やっぱり負けられない戦いっていうのもありましたけど、なんせ1番は相手が天心選手だから。だからこそ、自分はもうほんとにここまで死ぬ気でやってこれたと思ってます」
-父真吾さんにメッセージかけるとしたら、今どんな言葉をかけたいか。
「いや、ほんとに自分が負けてから、もうお父さんも諦めないで、自分をここまで追い込んでくれて、追い込んでくれて、自分もここまで結果を残したことに、もう本当にちょっとでも恩返しできたかなっていうのは思ってます」
-勝てた要因は何だったか。
「勝ってた要因としては、もう練習を一つも抜かずに、あとは天心選手に勝つんだっていう、もう気持ちでここまで来ました。それだけです」
-今日の試合はどんな試合になりましたか。
「そうですね。もう返り咲くというよりも、まずは天心選手に勝つっていうことだけでここまで来たんで、もう今はほんとに素直にうれしいです。もうそれだけです。」
-今日の試合、本当にすごい歓声だった。ファンの皆さんへ最後、一言お願いします。
「そうですね、ここまでやっぱり盛り上がる試合ができたっていうのも、やっぱり天心選手のおかげでもありますし、その自分を自分が勝つって信じてくれたファンの皆様、本当にありがとうございました」





