70歳古舘伊知郎、自身初のプロレス解説へ感慨「里帰り、40年前に戻った」10・11ノア両国大会、実況アナに対抗心も「マイク奪う」

 番組収録で対談した古舘伊知郎(左)と武藤敬司
 番組収録で対談した古舘伊知郎(左)と武藤敬司
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 11日に開催されるプロレス・ノアの両国国技館大会でゲスト解説を務める武藤敬司(62)、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(70)が9日までに事前番組収録に参加し、対談を行った。武藤がデビューし、テレビ朝日「ワールドプロレスリング」で古舘が名実況を連発していた80年代の新日本プロレスの思い出話や、古舘が詩を朗読した23年2月の武藤の引退試合の裏話、さらに実況席に座る今大会の見どころなどを熱く語り合った。

 対談終了後、2人は報道陣の取材に応じた。古舘は「心が半分里帰りした。武藤さんと接しているだけでタイムマシンに乗って40年前に戻った感じ」と感慨深げ。最近のプロレスは見ていなかったといい、「急に実況なんかできない。今のプロレスを見てなくて、自信がない」と謙遜しつつ、「こういうものを足がかりに、まだ俺の中に実況魂があって、なんかオファーがあったら実況してみたい欲があるんだと思う」と、自身の根底に流れるプロレス愛をのぞかせた。

 さらに、武藤から「(実況を)乗っ取るくらいでいいんじゃないですか?」とたき付けられると、古舘は「節度を持った乱闘を行いたい」とまんざらでもない様子。当日、実況は塩野潤二が務めるが、「小学生の時、俺の実況を聞いて育ったとか言っているんですよ。そういう人のなりわいを奪うっていうのは…」と遠慮しつつ、「実況マイクを奪いますよ。そして、良心が働いたら返します」と笑いを誘った。

 さらに、完全に火がついた古舘は「ABEMAだかなんだか知らないけど、墓暴きをしたんですよ。そしたら昔の実況アナのゾンビが喜んで出てきたわけですよ。俺はひんしゅくマイスターですから。いつもしゃべりすぎる。(視聴者から)『古舘のバカ、お前なんか要らねえよ』って言われるために(実況席に)行くのかなと思っている。プロレスっていうのはひんしゅくを買うのも芸の内ですよ。場外乱闘や反則も認められている不思議な世界じゃないですか。それが世の中で、清濁併せのんでいるから、プロレスはそれも映すから面白い」と持論を語った。

 対談の模様は「ABEMAプロレス公式チャンネル」で9日18時に前編が公開予定。

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