上谷沙弥が2冠王者、女子プロレス23年ぶり地上波中継“大バズり”から一夜「東京ドームに連れて行く」超満員の後楽園で堂々宣言
「プロレス・スターダム」(27日、後楽園ホール)
ワールド・オブ・スターダム王者の上谷沙弥(28)が、ストロング王者AZM(23)とそれぞれのベルトを懸けた2冠戦を行った。最後はスター・クラッシャーで3カウントを奪い、上谷が2本のベルトを戴冠。前日、シーズンレギュラー出演していたTBS「ラヴィット!」で、女子プロレスの試合を23年ぶりに地上波で生中継させるという悲願も実現させた悪役ヒロインは、立ち見客もあふれる超満員の会場で「もっとプロレスを見てもらうと言い続けてきた中、昨日(TVマッチで)勝って、まだまだ沙弥様はさらなる目標(として)、お前らを東京ドームに連れて行ってやるよ!」と新たな野望も堂々宣言した。
お茶の間をも飲み込んだ“沙弥様”旋風が止まらない。SNSでも大きな話題となった地上波マッチから一夜明けて臨んだ2冠戦は、序盤ヒールとしてブーイングを受け、AZMの再三の腕攻めを浴びてピンチに陥る場面もあったが、最後は必殺技を決めて完璧な3カウントを奪い、超満員の観客を沸かせた。
バックステージで「昨日『ラヴィット!』で23年ぶりのテレビ生中継、沙弥様が今年ずっと言い続けてきた夢が一つ叶いました」と感慨を込めた。ヒールながらテレビ番組にも次々と出演し、知名度も急上昇させているスターダムの顔は「私は女子プロレスを背負って今ここに立っているし、まだまだ女子プロレスの希望はさらなる高みにあると思っている。私はさらなる目標として、ぜったいにスターダムを(単独興行として)東京ドームに連れて行きます。その夢をメインに2冠のベルトと共に突き進んでいきます」と決意を込めた。
また、悪徳軍団ヘイトの同門で5★スターGP覇者の渡辺桃(25)が挑戦を表明し、11月3日の大田区総合体育館大会で2冠戦が行われる見通しとなった。





