ボクシング 相次ぐリング禍受け 自前の救急車配備、過度な減量制限など対策導入へ JBCとプロ協会が緊急会合

 JBCとの緊急会合後、会見した日本プロボクシング協会の小林昭司会長
 相次ぐ事故を受け、緊急会合を行った(左から)JBCの安河内剛事務局長、日本プロボクシング協会の加山利治事務局長、小林昭司会長
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 2日に東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング興行に出場した2選手が相次いで急性硬膜下血腫で死去したことを受け、日本ボクシングコミッション(JBC)とジム会長から構成される日本プロボクシング協会が12日、都内で緊急会合を開いた。

 再発防止に向け、自前の救急車の配備や、水抜きなどの過度な減量を制限するための尿比重検査の実施、前日計量から当日体重が10%以上増えた選手に転級を命令するルールづくりなど、多岐にわたる対策を導入する方向で合意。協会のセレス小林会長は相次ぐリング禍を受け「残念で悔しい。(対策は)何が正解かわからないが、考えられることはやる」と決意を込めた。

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