新日本入団ウルフ・アロン、聖地・後楽園ホール大会で初セコンド「勉強になる」目の前で場外乱闘を制止も ファンも熱視線

 目の前で繰り広げられた場外乱闘を見守るセコンドのウルフ・アロン(左)
 目の前で繰り広げられた場外乱闘を見守るセコンドのウルフ・アロン(左)
 初めて聖地・後楽園ホールでセコンドについたウルフ・アロン
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 「プロレス・新日本」(7日、後楽園ホール)

 プロレスラーに転向した東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29)が会場でセコンドについた。初仕事となった7月25、26日の大田区総合体育館大会2連戦に続き、初めてプロレスの“聖地”後楽園ホールのリングサイドに登場。来年1月4日のデビュー戦に向けて大きな期待が集まる大型新人の姿に、ファンからスマートフォンのカメラを向けられるなど熱視線が集まった。

 ウルフはメインまでの計9試合、他の若手と混じってセコンドにつき、選手の入退場の誘導、鉄柵の保護、リングの掃除、階段の出し入れなど、あらゆる業務をこなした。

 第1試合には、現NJPW WORLD認定TV王者エル・ファンタズモ(38)が退場時、横を通り過ぎる際にベルトをウルフの肩に掛けて会場が沸く一幕もあったが、「無視しました。セコンドが反応したらダメかなと思って」と表情を変えず、リアクションは控えて黒子に徹した。

 また、第2試合には、G1クライマックス公式戦での対戦を8日に控えるザック・セイバーJr.(38)とドリラ・モロニー(28)が試合後もヒートアップし、ウルフの目の前で場外乱闘を繰り広げたが、セコンドとして制止に入った。

 さらに、第4試合もG1公式戦での激突を前にした海野翔太(28)とKOUNOSUKE TAKESHITA(30)が試合後に乱闘を開始。TAKESHITAが場外で垂直落下式ブレーンバスターを放つなど激しくやり合うのを目の前で見ながら、観客の安全を確保した。

 聖地での初仕事を終えたウルフを直撃すると、神経を研ぎ澄ませていたとあって「大変ですね」と汗を拭い、「試合を間近で見て勉強になります。ただ、(集中してしまうと)セコンド業務がおろそかになるので、ちゃんと動きながらも頭を回転させないといけない」と糧にしていた。

 6月の柔道選手引退後、新日本プロレスに入団したウルフは、各種メディア出演などは続けながら、ほぼ毎日道場に通っって練習を行っている。

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