2月ノア復帰のKENTA、11年半ぶりGHC王座返り咲きで万感「また巻けるとは…最高の気分」丸藤正道と8・16防衛戦

 「プロレス・ノア」(20日、後楽園ホール)

 GHCヘビー級選手権試合が行われ、KENTA(44)が王者・拳王(40)に挑戦し、28分04秒、go 2 sleepで3カウントを奪った。25周年を迎えたノア旗揚げメンバーの1人であるKENTAは、14年の米WWE挑戦、新日本を経て今年2月に11年ぶりに再入団していたが、同王座を11年6カ月ぶりに戴冠。一方、前夜に新王者に輝いたばかりの拳王は“16時間天下”で異例の短命に終わった。

 KENTAは拳王とのバチバチの激闘を制した。ともにキック、張り手など容赦ない攻撃を浴びせ合ったが、最後は担ぎ上げてからの必殺技で仕留めて3カウントを奪うと、満員札止めの1592人のノアファンは歓喜に包まれた。2014年の退団を経て、11年ぶりに方舟に帰還した功労者は、かつて付け人を務めていた小橋建太(58)からベルトを手渡され、固い握手を交わし万感の表情を浮かべた。

 バックステージでは「獲っちゃった。獲っちゃったよ。どうよ?このGHCベルト、まさかこうしてまた巻く日が来る(とは)。最高の気分です。会場もすごく温かかった」と感慨深げ。「またこうやってチャンピオンとして、ノアに帰ってきた意味をこれから皆さんにお見せしていきたい。結局、最後俺が何が言いたいかっていうと、俺が新しいGHCチャンピオンだってこと」と、いつになく真面目にコメントした。

 試合後、かつてのタッグパートナーでもある盟友・丸藤正道(45)がリング上に現れ、「お前は突然(ノアから)いなくなって、それでも応援していたが、悲しくて残念な部分もあった。でも俺はここで戦い続けていたが、その理由の1つはKENTA、お前だ。ぜひとも俺に挑戦させてくれ」と表明。8月16日後楽園ホール大会での初防衛戦が正式に決定した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス