「井上尚弥の敵ではないな」亀田京之介に辛勝のピカソ 12月の尚弥の対戦候補もSNSから厳しい声「盛り上がらない」「勝てるビジョンが…」

 「ボクシング・10回戦」(19日、ラスベガス)

 12月に井上尚弥の対戦相手として候補となっているWBCスーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(24)=メキシコ=が亀田3兄弟のいとこで、WBCフェザー級23位の亀田京之介(26)=TMK=がとフェザー級ノンタイトル戦で対戦し、判定2-0(95-95、97-93、98-92)で勝利した。ジャッジは1人がドロー、2人がピカソを支持した。

 有効打を重ね、京之介を押し切った形となったが、絶対王者の井上の相手としてはインパクトを欠いた内容に、日本のファンからは辛口な声が相次いだ。SNSでは「ネリに手も足も出なかった亀田京之介に判定か。こりゃピカソは井上尚弥の敵ではないな」、「パンチないし井上尚弥との対戦は無理だろ!盛り上がらない」、「井上ピカソ戦は見たくねえな」、「井上チャンピオンに勝てるビジョンが見えなかったなぁ」、「ピカソが井上尚弥に到底勝てる実力ではないのだけは確実に分かった」と厳しい声が上がっていた。

 試合は京之介は、1回から積極的に手数を出していき、終盤には鋭い左でピカソの顔面をとらえる場面もあった。

 2回も序盤から距離を詰めてプレッシャーをかけていき、ペースを渡さず。3回は押し込まれる場面もあったが、中盤から京之介も反撃。終盤は体を横に揺らし相手を挑発する動きもみせた。4回はピカソが距離を詰めながらボディーを打ち込んでいく。5回もピカソがプレッシャーをかけていく展開。京之介はロープ際に詰められながらも手数を出して押し返していく。セコンドについた亀田史郎氏から「勝ってると思うな」とゲキが飛ぶ。

 6回はピカソのパンチが京之介の顔面をとらえる場面も。7回もピカソがプレッシャーをかける展開が続く。再び亀田史郎氏から「あと3つや。全部取る気持ちでいけ」との声が飛ぶ。

 8回はピカソが一気に攻勢に。コーナーに追い詰め、鋭いコンビネーションが京之介の顔面をとらえた。反撃を試みるが、有効打は少なく。9回は開始から京之介が前に出たが、ピカソも手数は落とさず。最終10回も前に出た京之介だったが、ピカソも力を振り絞って反撃。そのまま終了のゴングが鳴った。

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