西田凌佑 階級変更で現役続行 「対戦できる可能性があるならやりたい」井上尚弥との対戦にも意欲

 前IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28)=六島=が19日、大阪市内の所属ジムで会見し、階級を上げて現役を続けることを発表した。6月8日に行われたWBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で中谷潤人(M・T)に敗れ、王座から陥落。6回終了後に右肩を脱臼し陣営が棄権を申し出ていた。

 西田は「中谷選手に負けたら辞めると決めていたが、あの試合で終わるのは後悔が残ると思った」と現役への思いを明かした。「階級を上げて、もう一度世界王者を目指したい」と再起へ意欲をみせ、右肩の状態についても「試合の1週間後、病院で安静にして経過観察と言われた。利き手の手術が必要なら引退だと思っていたが、それはなかったので8月から次に向けてジムワークを再開できそう」と説明した。

 これまでバンタム級での減量に苦戦しており、階級変更ならスムーズに試合まで調整できることを見通す。「無理な減量で必要な脂肪や筋肉が落ちたことも(中谷戦の脱臼の)原因だと医師に言われた」と説明した。

 同ジムの枝川孝会長は「階級を上げれば減量も楽になる。また強い西田を見てもらえる。スーパーバンタムはすごい選手がいるから、飛び越えてフェザー級に行ったらどうや、と思っている」と2階級変更のプランも示唆した。

 現在、スーパーバンタム級は井上尚弥が4団体統一世界王者として君臨している。西田は「井上選手を筆頭に、すごい選手ばかり。今はチャンピオンへ向けて1戦1戦やって、(井上と)対戦できる可能性があるならやりたい」と意欲をみせ、中谷との再戦にも「まずは自分がチャンピオンになること。その時中谷選手が勝ち続けていたらやりたい」と話した。

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