女子プロレス2冠戦で56分超死闘も壮絶ドロー 団体エース対決で両者KO決着 林下詩美「悔しい」彩羽匠「次は絶対勝つ」

 互いのベルトを懸けた2冠戦で両者KOのドロー決着となった林下詩美(手前)と彩羽匠
 互いのベルトを懸けた2冠戦で両者KOのドロー決着となり、バックステージでコメントする林下詩美
 互いのベルトを懸けた2冠戦で両者KOのドロー決着となり、バックステージでコメントする彩羽匠
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 「プロレス・マリーゴールド」(16日、後楽園ホール)

 メインでマリーゴールド・ワールド王者の林下詩美(26)とGHC女子王者・彩羽匠(32)による2冠選手権試合が行われ、56分15秒の激闘の末に両者KOで引き分けとなり、王座は移動せず、完全決着は持ち越しとなった。

 マリーゴールドとマーベラスの対抗戦で、団体の威信を背負ったエース対決は壮絶な死闘となった。両者の意向で30分一本勝負から60分一本勝負に変更された一戦は互いに一歩も引かない気迫と技の応酬となり、あっと言う間に時間が経過。序盤のグラウンド戦で詩美は腰、彩羽は右膝などにダメージを負ってフラフラになりながらも、最後は張り手で意地の張り合いとなり、互いに振りかぶってのこん身の一発は相打ちとなって両者ダウン。はいつくばって立ち上がれないまま、レフェリーが10カウントを数え、ゴングが鳴らされた。

 勝者なきドロー決着に会場は騒然となったが、大ダメージを負った両者はリング上にはいつくばったままマイクを握る余力もなくセコンドの肩を借りて退場。その後、何とかバックステージにたどり着いた詩美は「彩羽匠に勝てなかった…。今日ベルトを懸けて戦えただけでうれしいよ…なんて綺麗事は思ってねえよ。めちゃめちゃ悔しいよ。負けてないけど、勝ってないし、これ以上何もできなかった。彩羽匠、めちゃくちゃ強えし、悔しい。絶対この決着はどこかでつける。GHCのベルト(戴冠)も諦めてないよ。次は3(カウント)を取って絶対に私が勝つ」と、再戦を誓った。

 一方、彩羽も肩を借りながらバックステージに現れ、「林下詩美、全然勝てないな。赤いベルト、絶対に諦めないから。前回(シングルマッチでの対戦)は負けたけど、今回は引き分け。次は絶対に勝つ」と声を絞り出した。

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