猛ゲキで流血しながらリングに 観客も絶句 アントニオ猪木さん逸話が壮絶すぎる 試合中に乱入しレジェンド2人を竹刀でしばき回す 藤波辰爾が回想
レジェンドプロレスラー・藤波辰爾が6月29日、人気のYouTubeチャンネル「ナナフシギ【公式】」にゲスト出演した。
藤波は、2022年に死去した元プロレスラー・アントニオ猪木さんとの思い出を回想。「晩年の猪木さん、もう穏やかになってたけど。僕は1970年にこのプロレス界に入ってるんで」と振り返った。
藤波は、藤原喜明のデビュー戦で対戦相手になった日のことを述懐。「彼(藤原)は、もの凄い寝技が得意でね。(試合展開は)グランドでやったの。どこでどうなったか分かんないんだけど。当然、お客さんが試合会場で見てますよね。どっかでバタン!と音がしたんですよ。控え室の方から猪木さんが花道を竹刀持って、もの凄い形相で入ってくるわけです。『てめえら!この野郎!』って。僕ら、何を言われてるか分からない。試合してて…」と話した。
藤波と藤原は、試合中に乱入してきた猪木さんに竹刀で「しばき回された」と回想。「お客さんは『シーン』としてて。ザワつきはじめて。猪木さんいわく、プロである以上は、お客さんとリングの中だから。道場じゃないから。やっぱりロープもあるわけだし、投げ技もあるわけだし。ダラダラ寝転がってるように見えたわけですね」と、猪木さんは、グランドレスリング主体の試合展開に不満があったようだと回想した。
試合直前のウオーミングアップで壮絶な喝を入れられたこともあると明かし「これも何回もあるんだけど。たまたま、僕が見せしめみたいな感じで殴られたっちゅうのがね。場内に音楽がかかってたの。それがまた猪木さんにとってはちょっと、陽気な音楽だったか。それに合わせて選手が足の屈伸運動をしてるように見えたのかな」と逆鱗に触れてしまったことを振り返った。
藤波は、猪木さんからトレーニング器具の板で頭部を「バカーン!って殴られて。また、あれがイイ音するんですね」と苦笑。
猪木さんとのタッグマッチ直前に強烈な一撃を食らっていた藤波は「試合が始まって、お客さん何にも状況を知らないんですね。リングに上がったら、もう、このへん(額)から血が流れてる。お客さんがポカーンとしていました」と笑いながら振り返っていた。