丸元大五郎が余裕の2回KO勝利 プロデビュー2戦目 父は元東洋太平洋王者のサラブレッド

 2回、スクリット・ナックプリチャ(右)にパンチを繰り出す丸元大五郎(撮影・西田忠信)
 2回、スクリット・ナックプリチャ(右)にKO勝ちする丸元大五郎(撮影・西田忠信)
 2回KO勝利を果たした丸元大五郎
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 「ボクシング・6回戦」(24日、インテックス大阪)

 プロデビュー2戦目でライト級の丸元大五郎(22)=大成=がスクリット・ナックプリチャ(タイ)を2回KOで下し、デビューから余裕の2連勝を飾った。

 実力差は歴然だった。体格では互角のタイ人ボクサーを相手に1回から左ボディーで幸先良くダウンを奪った。勢いづいた丸元は攻め手を緩めず、ワンツーの右ストレートをガードの間をかいくぐってクリーンヒットさせ、2度目のダウンを奪った。

 2回は開始前のマウスピースを装着し忘れるというハプニングが起こり、「ちょっと焦りました」としながらも冷静に立ち回り、再びガードの間から右ストレートをさく裂させ、相手をキャンバスに沈めた。

 元東洋太平洋ウエルター級王者で所属ジム会長の丸元大成氏(49)を父に持つサラブレッド。大商大ボクシング部出身で、23年には全日本選手権3位、24年は関西リーグの最優秀選手(MVP)賞に輝き、エリートの経歴を歩んできた。

 プロ2戦目が世界戦の前座と大舞台だったが、「リングも大きくて、こういう舞台で出させてもらったことはほんとにうれしく思う。あまり無駄な緊張感もなく良い緊張感が持てて、しっかり楽しむぞというのを意識しています」とプロの空気感にも慣れてきた。「KO決着を皆さんに意識してもらって、どんなパンチでも僕は倒せる自信があるので」と一撃に自信をのぞかせ、「ここからまた練習を重ねて次に向けて頑張ります」とさらなる飛躍を目指した。

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