井岡一翔「やり切って、引退しますっていう気持ちでは別にない」「別に限界は感じていない」【一問一答】

 試合後、晴れ晴れとした表情で話す井岡一翔(撮影・吉澤敬太)
 試合後、勝者のフェルナンド・マルティネス(左)から健闘をたたえられる井岡一翔(撮影・吉澤敬太)
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 「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(11日、大田区総合体育館)

 前王者で挑戦者の井岡一翔(36)=志成=は王者のフェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン)に0-3の判定で敗れ、王座奪回を果たせなかった。井岡が敗れて王座を失った昨年7月以来の顔合わせ。両者死力を尽くした一戦となり、井岡は10回にダウンも奪ったが、序盤の劣勢を挽回できなかった。長谷川穂積が持つ35歳9カ月を超える日本勢最年長36歳1カ月での王座奪取はならなかった。井岡の主な一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -判定を聞いて。

 「負けたことは素直に悔しい。自分の全力を出して、結果勝てればよかったが。やり切った」

 -ダウンを奪ったが。

 「それまでの一進一退の攻防の中で単発になった。何としても倒したいという気持ちが先行して、一発一発になっちゃった」

 -前回と比べて。

 「(対策が)できたところもあるが、向き合って熱くなったところもある。前回よりクリーンヒットはもらわなかった」

 -敗因は。

 「(見てる側の)見方ですよね。この相手に勝てないとは全く思わないし勝てる相手だと思うが、判定はすごく開いた」

 -今後について。

 「もうこれで引退しますって、皆さんの前で言うような感情ではない。やり切った思いはあるが、ボクシング人生やり切って、引退しますっていう気持ちでは別にない」

 -限界は?

 「別に限界は感じてない」

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