中野幹士 4回TKO!鮮烈聖地デビュー 5度ダウン奪った 世界初挑戦「いつ組まれてもいいように」
「ボクシング・10回戦」(4日、ラスベガス)
“鉄の拳”の異名を持つ東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(29)=帝拳=が鮮烈な聖地デビューを飾った。尚弥の前座でペドロ・マルケス(プエルトリコ)に4回1分58秒、TKO勝ち。計5度のダウンを奪って圧倒し、「緊張する余裕もなかったが、こんなにうまくいくとは思わなかった」と声を弾ませた。プロ戦績は13戦全勝(12KO)となった。
顔面のガードが堅いと見るや腹部中心の攻撃に切り替え、強烈な右ボディーで仕留めた。現在IBFで世界ランク8位につけており、世界初挑戦への期待も高まる中、「いつ組まれてもいいように準備していく」と気を引き締めた。
今月24日に亀田和毅との防衛戦を控えている同級王者アンジェロ・レオ(米国)も会場で熱視線を送り、「すごくいい試合だった。今後対戦するかもしれないね」とうなずいた。




