ベガス席巻の井上尚弥 女性MCの“難問”に見事カウンター「Oh~」共感誘う 防衛戦は「期待通りのボクシングを」

 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者、井上尚弥(32)=大橋=が1日(日本時間2日)、WBA同級1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦(5月4日=同5日)に向け、米ラスベガスの試合会場近くのMGMグランドで行われた公式イベントに参加した。集まった300人のファンの声援に応えてサインにも応じるなど、リラックスした様子でゴングに備えた。

 主役が登場すると一気に沸いた。尚弥はきらびやかなカジノフロアへと続く、ホテルのエントランス付近に特設されたリングに現れた後、女性MCからの公開インタビューに応じた。

 「4年ぶりにラスベガスに戻ってこられて非常にワクワクしている」。5月5日はスペイン語で「シンコ・デ・マヨ」と呼ばれるメキシコの祝日で、米国ではこの時期恒例となっているボクシングのビッグイベントのメインを務める。「何を求められているかは十分承知の上で来ている。5月4日は期待通りのボクシングを見せたい」と、モンスターらしい快勝劇を誓った。

 対戦相手のカルデナスの印象も語り「全体的にまとまった選手だが、左フックという一発を持っているので、一瞬の油断だけは気をつけたい」と警戒。また、過去の試合について聞かれた際「スーパーバンタム級に上げて戦った(2023年7月のスティーブン)フルトン(米国)戦は自分の中でも気に入っている」と語ったが、女性MCから「フルトンとカルデナスは髪形が似ている」とぶっ込まれると、尚弥も「なんとなく気づいていた」と表情を崩した。

 さらに思わぬ質問が続き「米国人が知らないことを教えてください。好きな食べ物は?」と聞かれると、さすがのモンスターも「知らないこと?難しいな(笑)」と困った様子。「好きな食べ物は…唐揚げ」と回答すると、「フライドチキン?Oh~」と共感を得た様子だった。

 インタビューを終えて控室に戻ろうとしたが、殺到したファンの熱を感じ取ってきびすを返し、サインに応じた。3日後の決戦では、目の肥えたボクシングファンの前で、何よりも名刺代わりとなるKO劇を披露する。

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