ボクシングの「ＰｒｉｍｅＶｉｄｅｏＢｏｘｉｎｇ１３」（６月８日、東京・有明コロシアム）の開催が１８日、発表され、ＷＢＣ世界バンタム級王者の中谷潤人（２７）＝Ｍ・Ｔ＝と、ＩＢＦ王者の西田凌佑（２８）＝六島＝との王座統一戦が正式決定した。３階級制覇の中谷は悲願だった自身初の統一戦に臨み、日本人王者同士では４例目の統一戦となる。来春には４団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥（大橋）との夢の頂上決戦も計画されており、正念場の大一番となる。

　また、前ＷＢＯアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心（２６）＝帝拳＝は、世界挑戦前哨戦としてＷＢＡ６位のビクトル・サンティリャン（ドミニカ）と対戦する。プロボクシング転向後６連勝を飾っている天心は、今年２月に前世界王者のジェーソン・モロニー（オーストラリア）にノンタイトル１０回戦で判定勝ち。年内にも世界タイトル初挑戦を見据えており、負けられない一戦となる。

　また、天心が１７日に返上したＷＢＯアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦として、２１年世界選手権金メダルの坪井智也（２９）＝帝拳＝が、ＷＢＯ２位のバン・タオ・トラン（ベトナム）と対戦する。アマチュア時代の輝かしい実績を引っさげ、史上初のＡ級（８回戦）プロデビュー戦を鮮烈な２回ＴＫＯ勝利で飾った坪井は、同タイトルでは史上最速となるプロ２戦目での獲得を狙う。