寺地拳四朗 PFP5位以内目指す!ロドリゲス倒して決める 初トップ10入りで次なる野望 年内スーパーフライ級転向示唆
ボクシングWBC・WBA世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(33)=BMB=が9日、出身の京都府城陽市など4市町の役所に表敬訪問した。3月のユーリ阿久井政悟との王座統一戦を制し、同市の奥田敏晴市長(79)らにねぎらわれた。同市長らとの歓談では、自身初のPFPトップ10入りを果たしたことについても言及。PFP5位以内浮上を目指し、スーパーフライ級転向で同6位のジェシー・ロドリゲス(米国)と年内にも実現の可能性があるビッグマッチに意欲を示した。
壮絶な激闘から約1カ月、寺地は穏やかな表情で地元に凱旋(がいせん)した。井上尚弥以来2人目となる2階級の王座統一を果たした“地元の英雄”は奥田市長らと歓談。談笑の中で、米老舗専門誌「ザ・リング」のランキング、パウンドフォーパウンド(PFP)で初めて10位に入った感想を問われると、自身の野望を交えて返した。
「興味はそこまでなかったんですけど、いざ入ればうれしいし名誉なこと。今後強い選手とやって、どんどんランキングを上げて最低5位以内には入りたい」
全階級を通じた最強ランキングでのトップ5入り。その目標は一階級上に君臨する強敵を倒せば実現すると信じている。「バムに勝つことができれば5位に入っていける。なので(目標は)5位ぐらいかなと」。かねて公言していた“バム”ことWBC世界スーパーフライ級王者で、PFP6位のジェシー・ロドリゲス(米国)と拳を交えることに改めて意欲を示した。
フライ級での防衛戦を挟んで、早ければ年内にもスーパーフライ級に転向する可能性もある。「理想は(次戦の)次にバムとできれば」と寺地。前WBA王者・井岡一翔(志成)との対戦も選択肢にあり、5月11日の井岡とマルティネスの一戦(大田区総合体育館)も視察予定だ。いずれにせよ、強敵との拳闘を望んでいる。