全日本 優勝候補の斉藤レイが黒星発進!「ウオー、フォー、フシュルルル…」無念のチャンカン開幕
「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール)
全日本のシングルリーグ戦チャンピオン・カーニバルが開幕し、Aブロックでは優勝候補の斉藤レイが本田竜輝に敗れる波乱があった。9分4秒、ラリアットからの片エビ固めで3カウントを許した。
序盤から重いチョップ、無造作に持ち上げて投げ捨てるなど、圧倒的パワーを全開させたレイ。しかし、のど輪落としを脇固めで切り替えされるなどして、徐々にペースダウン。最後はポストから高角度パワーボムを許して巨体をぐらつかせ、とどめのラリアットで沈黙した。
チャンカンを制覇し、三冠ヘビー級王者の双子の兄、斉藤ジュンへの挑戦をもくろんでいたレイ。痛い黒星発進に「ウオー、フォー、フシュルルルル…」と、獣のような言葉にならないうめき声を出しながらバックステージに登場。「本田!やってくれたな。ただ、チャンピオン・カーニバルはまだ始まりにすぎない。次は必ずぶっ倒す!」と、案外冷静な言葉を残した。
真っ向勝負で難敵を撃破した本田は「メチャクチャいいスタートが切れた。このまま突っ走って、このオレが優勝する」と声を弾ませた。

