井上尚弥、次戦5・4米ラスベガスでカルデナス戦「キャリアの1つのハイライト…観客にショー見せたい」トップランク社が正式発表

 ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=の次戦として、5月4日に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA同級2位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行うことが12日(日本時間13日)、プロモートする米トップランク社が正式発表した。29勝(26KO)無敗の尚弥はこれがプロ30戦目で、21年6月以来、4年ぶりにラスベガスに再上陸する。

 同社は「日本の格闘技の象徴、井上尚弥がアメリカに戻ってくる。井上は2021年以降アメリカで試合をしていないが、同世代のパワーパンチの実力者としての地位を固めている」と紹介。また、ボム・アラム会長のコメントとして「井上尚弥は私がプロモートさせていただいた中で最もパワフルでバランスのとれたファイターの一人であり、ボクシングの才能に恵まれた唯一無二の存在です。長年にわたり母国日本でアリーナやスタジアムを満員にしてきた『モンスター』は、シンコ・デ・マヨの週末にラスベガスを制覇する準備ができています」とした。

 また、尚弥も同社を通じて「私のキャリアを応援してくれたアメリカのファンに感謝します。ラスベガスのT-モバイルアリーナでの試合はキャリアのもう一つのハイライトであり、素晴らしい試合を披露することを楽しみにしています。観客全員にショーを見せたい。カルデナスはタフな相手だが、ためらうことなく戦いを受け入れたことに敬意を表する」とコメントを寄せた。

 カルデナスは26勝(14KO)1敗の戦績で、世界タイトルは初挑戦。「ベストの相手と戦いたい」と尚弥との対決を希望したといい、「これは私にとってかけがえのない挑戦。私はずっと世界タイトルを熱望してきたが、4団体のベルトのチャンスを得られたことは夢が実現した。この試合のオファーを受けたとき、私は即座に受け入れた。宝くじとは言わないが、誰もが認めるタイトルを狙えるチャンスを得たら、断ることはできない。これは一生に一度のチャンス」と世紀の番狂わせを期した。

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