那須川天心にプレッシャーを与えたい 弟の龍心が相撲初体験で若元春、若隆景から金言!両国決戦へ気合

 プロボクサーの那須川天心を兄に持つキックボクサー、那須川龍心(18)=TEAM TEPPEN=が17日、都内の大相撲・荒汐部屋への出稽古を敢行。関脇若元春、小結若隆景の金言を胸に、天心に対して「プレッシャーを与えたい」とさらなる成長を誓った。

 この日は3月29日のビッグマッチ「RISE ELDORADO 2025」の会場が両国国技館であることを踏まえ、同ジムの白鳥大珠(29)、GUMP(22)とともにまわしを初めて締め、相撲を初体験。かかとを浮かすキックボクシングとは重心のかけ方が大きく異なる特性に戸惑いながらも、ぶつかり稽古では若隆景を押し「思ったよりいい当たり」と評価された。龍心は「基本運動で筋肉がプルプルした。同じ格闘技としてためになった」と刺激を受けた様子だった。

 両国大会では格上のムエタイ戦士、クマンドーイ・ペッティンディーアカデミーと激突。WBOアジア・パシフィックバンタム級王者の天心は、24日の有明アリーナ大会で前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(豪州)とノンタイトル戦を争う。

 兄弟ともに難敵との対戦を控える中、龍心は「試合は自分の方が後だけども、(兄に)プレッシャーをかけられる存在でありたい」とキッパリ。自身の格闘家としての成長を通して、ともに価値を高めていくつもりだ。

 本場所では横綱との対戦経験が豊富な若元春と若隆景。若元春が「番付に関係なく、全員が自分より格上のつもりで、チャレンジャーのつもりで戦う」と語れば、若隆景は「相手は関係ない。下から攻めること。やるべきことは一つなので、それをやるだけ」と、取組への身上を口にした。

 役力士の心構えを聞いた龍心は「相手は格上だけれども、自分のやるべきことをやるだけ」と呼応。稽古後は関取衆とちゃんこをともにし、英気を養った。白鳥、GUMPともに両国決戦に向け、実り多い相撲部屋体験となったようだ。

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