天龍源一郎が車いすでリングイン「こういうチャンス最後かな…感無量」超豪華全日本OBと久々再会に感慨 体調は「いいわけないだろ」
「プロレス・ジャイアント馬場没25年追善大会」(31日、後楽園ホール)
試合前に開会セレモニーが行われ、故人や全日本プロレスにゆかりのあるOBが大集結した。四天王の川田利明、田上明、小橋建太や、グレート小鹿、ザ・グレート・カブキ、タイガー戸口、百田光雄、渕正信、嵐、北原光騎、浅子覚、大森隆男、本田多聞らが次々と登場。また、大トリで「サンダー・ストーム」が掛かると場内は大盛り上がりとなり、天龍源一郎(74)が車いすに乗って入場。支えられながらリングインすると、手を上げて大歓声に応えた。
リングに上がり、懐かしい面々とも再会した天龍は「言い方は悪いけど、こういうチャンスは最後かなと思ってリングに上がったから、感無量だったね。それと、いつも見ないメンバーが集まって顔をそろえたっていうのは感慨深かった。全日本プロレスの層の厚さって(改めてすごいし)、一致団結の団体だったんだなって思った」と、しみじみ語った。
馬場さんとの思い出については、大相撲を廃業後に入門してすぐのハワイ合宿で、プールで跳び蹴りの練習をさせられたことが強く印象に残っているという。後に全日本を退団することになったが、「今日は馬場さんに対する(過去の遺恨の)清算と、全日本に対する恩返しと、もろもろのことが、ある意味クリアになったっていうところです」と、長いプロレスラー生活の悲喜交々をかみしめていた。
また、最近の体調については「いいわけないだろう(笑)こんな車いすに乗っているのに」と、グーパンチを出さんばかりの勢いで笑っていた。