「井上のパンチ十分受けきれる」と自信見せていた金→「来い」のジェスチャーで余裕見せる→KO負けに脱帽
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ)
WBO同級11位の挑戦者、金芸俊(32)=韓国=は、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=に4回2分25秒KO負け。試合後はコーナーに頭をつけ、号泣した金。試合後の会見で「当然勝つためにここに来たので、今の気持ちとしては屈辱的」と悔やんだ。
今月16日に来日した際、「井上選手の強いパンチを受け切ることは十分できる」と打たれ強さに自信を見せていた金。その言葉通り3回、井上のパンチをもらうも、「来い」のジェスチャーであおる余裕を見せた。
4回に井上のボディーを食らい、再び「来い」のジェスチャーを見せるも「ちょっとムっとした。絶対倒してやろうと思った」と、井上の闘志に火を付けてしまう結果に。最後は井上の左ジャブから右ストレートがクリーンヒット。両膝をついたままもん絶すると、セコンドからタオルが投げ込まれ、勝敗が決した。
以前から自階級の最強ボクサーである井上をイメージして練習を重ねていた金。だが「実際は、私が練習してたときより速くて強かった」と想像以上だった王者の実力に脱帽した。




