世界ボクシング協会（ＷＢＡ）バンタム級王者の井上拓真（大橋）が１１日、同級１位の石田匠（井岡）の挑戦を受ける２度目の防衛戦（５月６日・東京ドーム）へ向けた練習を横浜市の大橋ジムで公開し「（激戦の階級で）頂点は井上拓真だぞ、という存在感を残していきたい。何もさせないで最終的に倒して勝ちたい」と意気込んだ。

　シャドーボクシング、サンドバッグ打ちで軽快な動きを見せた。ＫＯ勝ちした２月２４日の防衛戦から試合間隔が短いことは「仕上がった状態で練習に入れている。状態はすごくいい」とプラスに捉える。同じ興行では世界スーパーバンタム級主要４団体統一王者の兄尚弥（大橋）も防衛戦に臨む。