井上拓真 5・6東京ドームのテーマは「BUST THE LIMIT」リミット解除

 公開練習を行った井上拓真
 公開練習を行った井上拓真(中)。左は父の井上真吾トレーナー、右は大橋秀行会長
 公開練習でシャドーボクシングを行う井上拓真
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 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)

 1位の石田匠(32)=井岡=の挑戦を受ける王者の井上拓真(28)=大橋=が11日、横浜市の大橋ジムで公開練習を行った。

 この日の井上は、白地に緑のロゴとイラストが入った新作Tシャツを着用して登場した。

 ロゴは「BUST THE LIMIT」(限界を突破する)とつづられており、井上は「『リミット解除』的な意味で。前回の試合でしっかり自信を付けて、一つ殻がむけたのかなという意味合いで、今回こういうテーマにしました。あれで満足していないので、さらにさらにという意味で」と説明した。

 2月24日・両国国技館での防衛戦ではジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を鮮やかなKOに仕留めて一皮むけたことを印象づけたが、さらなる向上心をロゴに込めたようだ。また、イラストはトカゲで、名前は「レビン」だという。

 石田については「教科書通りのジャブを突いて、正統派な選手だと思います」と評し、「中間距離でも接近戦でも勝ってると思うので、どんな展開でも圧倒したいと思います。何もさせないで完封して、最終的には倒して勝ちたいですね」とKOを宣言した。

 世界戦での兄・井上尚弥との競演は2019年11月以来で、兄と同時進行の調整について「すごく2人ともいい刺激になって、練習段階でもお互い高め合っていけるので、お互いいい状態で試合に臨めると思います。例えばナオが5ラウンドやったら自分が6ラウンドやる、そういうちょっとした気持ちのぶつかり合いはありますね」と、相乗効果を明かした。

 前回は兄が勝ったものの弟は敗れており、「前回よりはすごい自信もありますし、自分にとっても楽しみな一戦でもありますし、最高のバトンを(メインの)兄につなげたいと思います」と、白星リレーを誓った。

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