井上尚弥 31歳の誕生日を迎え心境「トシは関係なくパフォーマンスもすごく成長している」新作Tシャツはホワイトタイガー

 “ホワイトタイガー”をイメージしたTシャツをアピールする井上尚弥(撮影・金田祐二)
 サンドバッグをたたく井上尚弥(撮影・金田祐二)
 大橋会長から誕生日を祝福される井上尚弥(撮影・金田祐二)
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 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)

 WBC1位、WBO2位、WBA5位のルイス・ネリ(29)=メキシコ=の挑戦を受ける王者・井上尚弥(31)=大橋=が10日、横浜市の大橋ジムで公開練習と記者会見を行った。

 井上はこの日が31歳の誕生日で、大橋ジムには大橋秀行会長が過去最多という100人超の報道陣が集まった。報道陣から祝福された井上は「(気持ちは)変わらずですね。トシは関係なくパフォーマンスもすごく成長していると思っているので、いいキャリアの積み方ができているなと改めて感じますね」と、31歳の心境を述べた。

 誕生会について聞かれると「やらないですね。そんなことをやっている場合じゃない」と破顔一笑。31歳の1年をどのような年にしたいかという質問には「この試合をしっかりクリアすることができたら次、夏と12月と3試合を今年はこなしたいなと思っているので、そこに向けてこの一戦も大事になりますし、計画通りいきたいなと」と、改めて語った。

 父の井上真吾トレーナーは31年前を「いや、もう全く(想像していなかった)。ボクシングをやってるどうのこうのも思っていなかったと思うんですよ。(ボクサーにする考えも)全くなかったと思います」と振り返り、わが子の現状を「それは本当、素直にすごいなと思います」と感慨深げにたたえていた。

 また、井上は黒地に黒白のしま模様が入った新作Tシャツを着用して登場。「これ、ゼブラじゃないんですよ。シマウマじゃないです。たぶん皆さんゼブラかなと思ってるじゃないですか」と予防線を張り、「これ、ホワイトタイガーなんです。これの理由に関しては、ネリの(ニックネームの)パンテーラ、クロヒョウ、そこに対抗するというか」とモチーフの理由を説明した。

 しかし、「なんですけど、うまく(意図をデザインに)出せなかったんですよ」と打ち明け、「何回もデザインを変えて変えてやっとここにたどり着いたんですけど、みんなにシマウマって言われちゃう」と自虐節。試合当日のコスチュームにもホワイトタイガーのデザインが「もちろん入ってます」といい、「ライン上ですけどね。メインでは使わないですけど。そこは楽しみにしてください」と予告した。

 さらに報道陣からホワイトタイガー絡みの質問が飛びそうになると、井上は「もうよくないですか?どういうとこが?そこまで掘られると、そんなに意味合いがなくなっちゃうので。(ホワイトタイガーから)離れて、離れて」と、照れ笑いしていた。

 なお、ホワイトタイガー=白虎は、中国では霊獣とされている。

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