「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ１０」（２３日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ）

　総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベントの第１０回大会前日会見が２２日、行われた。１９日の「ＦＩＧＨＴ　ＣＬＵＢ」でのＫＯ敗戦で一時、引退を表明し、その後、撤回した朝倉はまず社長業で再始動となった。

　会見を中央で見守った朝倉は「選手としての仕事とブレイキングダウンＣＥＯの仕事は別物、全く問題ないです」と、進行をこなした。

　喧嘩自慢対抗戦では地元豊橋ＶＳ大宮が対戦。会見では大乱闘に発展。豊橋・宮島翔は「明日は泣かすんで見て下さい」。豊橋の河上ブルーノも「喧嘩だぞ、引っ込んどけ」とすごんだ。朝倉の地元である豊橋が参戦も「僕はＣＥＯなんでどっちの応援もします。フェアな状態で見てるので、どっちが強いか決めてもらえたらいいんじゃないかと思います。この試合は喧嘩自慢対抗戦なので、試合というか喧嘩を見せてほしいですね」と、公平な目で見ることを明かした。

　カード終盤には富澤大智、虎之介、ダンチメン・あつき、としぞうらが出場するバンタム級トーナメントを開催。「今、一番盛り上がっているバンタム級で初代トーナメントを作りました」。記念大会となる２３日の１０回大会についての注目カードについては「１試合目から全試合です。１０回大会までくるに当たって成長してきたカードたちなので全部楽しんでもらえたらなと思います」と、思いを明かした。

　前日計量を遅刻したＳＡＴＯＲＵについては会見でインパクトを残したといい「やっぱ、印象に残りました。明日来るのかなというところも含めて実力も含めて、オーディションからあしたまでの物語ですね」と見届けるとした。