天心の弟、那須川龍心「RISE WORLD SERIES」龍太郎戦へ「完膚なきまでにKOしたい」
立ち技打撃格闘技「RISE」は10日、都内のホテルで「RISE WORLD SERIES 2023」(12月16日・両国国技館)の記者会見を行い、プロボクシング・那須川天心(帝拳)の弟・龍心(17)=TEAM TEPPEN=がフライ級(51・5キロ以下)で「DEEP☆KICK」などに出場している龍太郎と対戦すると発表した。
昨年4月にプロデビュー勝利を飾った龍心は、今年2月の「フライ級トーナメント準決勝」で判定負けも、6月の相沢晟戦勝利から2連勝中。会見冒頭のあいさつで、RISEの伊藤代表は「期待されていながら、最近伸び悩んでる部分はあると思うが、ここを起爆剤として伸びていっていただきたい。この活躍次第で那須川龍心の流れも変わる」と分岐点として期待。「那須川龍心には見せる試合を見せてもらいたい」と話した。
グリーンのジャケットで登場した龍心は「ここ2戦、自分自身、KOはできてないので悔しい思いもあります」と吐露。「今回、ボクシングジムでKOする技を練習しているので、伊藤代表の言われたとおり見せる試合をして、圧倒的に完膚なきまでにKOしたい」と、昨年8月の平山龍馬戦以来のKO勝利を目指すと意気込んだ。
この日、会見に出席しなかった龍太郎は、コメントを発表。「無名の自分を起用していただき感謝していますが、人気選手の敗北と言う絶望を味わってもらいます。龍心選手はテクニックとスピードがあって、強い選手と思いますが、それだけが取りえの普通の選手だと思います。僕の空手技やパワーに慌ててどうしようもない状態になるでしょうね。どっちの龍が強いが見せて上げますよ」と意気込んだ。
17歳の龍心は、そのコメントにも動じず。龍太郎の印象について「印象、印象、印象…、自分でパワーがあるとは言ってたんですけど、試合映像を見たんですけど、パワーがある印象はなくて全部において自分が上回っています」と自信を明かした。
主な出場選手は、第5代RISEライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、ISKA世界ライトウエルター級王者・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)。



