那須川天心、ボクシング2連勝も試合中に左拳負傷「稲妻が走った、腫れて握れない」2度ダウン奪うもKO勝利ならず

 試合後の会見で左手の負傷を明かした那須川天心(撮影・伊藤笙子)
 2回、ルイス・グスマン(右)に左フックを放つ那須川天心(撮影・伊藤笙子)
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 「ボクシング・8回戦」(18日、有明アリーナ)

 ボクシング転向2戦目となった那須川天心(25)=帝拳=は、メキシコのバンタム級王者のルイス・グスマン(メキシコ)から2度ダウンを奪い、判定3-0で完勝した。デビュー2連勝を飾りつつ、目標のKO勝利はならなかったことに「ダウンは取れて進化した姿を見せることはできたが、最後はあまりうまくいかなかった」と振り返った。

 KOのチャンスはあったが、仕留めきれなかった。那須川は試合後の記者会見で、試合中に左拳を負傷していたことを告白。「4回くらいにパンチを打ったら、左手にめちゃくちゃ稲妻が走って、どうしようもないくらいになってましたね。ちょっと痛くなっちゃったっすね。腫れてて、今握れないんですけど…」と苦笑いした。

 会見中も腫れたように見える左手をアイシングしながら試合を振り返り、「無事に2戦目で勝つことができて多少ホッとしているが、課題というか、次に進むステップが見えたので、自分的にはこれで満足せず、どんどん経験を積んでもっと強くなっていきたい」と飽くなき向上心をのぞかせた。

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