ボクシング 40歳の高山勝成、9月次戦は「世界につながる戦いを」世界2階級制覇へ「自分には時間が限られている」

 尼崎ジムのリニューアルで祝いの花束を高山から贈られる宇久会長
 尼崎ジムのリニューアルで宇久会長(右)らをお祝いに駆け付けた高山(右から2人目)
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 ボクシングのミニマム級元世界4団体制覇王者・高山勝成(40)=石田=が18日、9月に予定する次戦で「世界につながる戦い」と強豪世界ランカーとの対戦を希望した。この日は新装した尼崎ジムを訪れ、旧知の宇久正治会長に花束を渡すなどお祝いした。

 高山は11日に約2年ぶりの再起戦に臨み、元フィリピン・ミニマム級王者のジョエル・リノに3-0判定勝ち。試合1週間前に右肘を負傷したことが影響し6回にカウンターを被弾しロープに倒れ込むダウンを喫するなど苦戦。それでも多彩な左ジャブでポイントを奪い接戦を制した。

 9月の次戦に関しては石田順裕会長とも話し合い、肘の回復状況を見て決定するものの、高山は出場の意向。「試合をした方が絶対にいい。良くも悪くも自分には時間が限られている。肉体的、精神的なことはしっかりとある程度作れている。第一は肘の状況」と40歳を超え、悲願の世界2階級制覇へは時間との勝負でもある。

 7月の最新ランクで世界ランクに入るのが理想。9月で世界上位戦をクリアし、早期の世界再挑戦へ足場を固めたい。

 再起戦から1週間、すでにロードワーク、筋トレを再開。試合映像は見ていないものの、「直前に右が使えなくなって、その中で左ジャブを起点とした戦い方がフルラウンドできた。2年ぶりの戦いで8回戦を戦えてスタミナと集中力も確認できた。反射の鈍りのところ。そこも問題なく、衰えていない」と手応え十分に、上だけを見据えた。

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