高山勝成 6・11不惑の2年ぶり再起戦の相手は元フィリピン王者に内定 谷口、銀次朗と対戦経験

 ボクシングのミニマム級元世界主要4団体王者、高山勝成(39)=寝屋川石田=の約2年ぶり再起戦の相手がフィリピンの元同国ミニマム級王者・ジョエル・リノ(27)に内定した。20日、高山陣営が発表した。

 5月12日に40歳となり、不惑で臨む再起戦は6月11日、KBS京都ホールでライトフライ級8回戦を予定。高山は21年5月に米国・ダラスで2階級制覇を狙いWBO世界ライトフライ級王座に挑み9回TKOで敗れた。14日の会見では「ダラスで止まっている時計を動かす。(やり残しは)世界タイトル奪還、2階級制覇」と意気込んだ。

 戦績は高山が32勝(10KO)9敗1無効試合、リノが12勝(5KO)1分け4敗。リノは日本選手2人と対戦経験があり、18年11月に元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆、19年4月に現IBFミニマム級暫定王者・重岡銀次朗に判定負けした。

 14日の会見で高山は大阪府の高校公民の教員免許を取得したことも発表。来年以降、異例の“元世界チャンプ先生”として、教育現場に立つ希望も明かしている。

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