新日本・オカダ、天国の猪木さん思い涙「闘魂受け継ぐ」IWGP奪回で50周年締め

1、2、3、ダァーッ!!で締めるオカダ・カズチカ(撮影・金田祐二)
ジェイ・ホワイトをレインメーカーでしとめるオカダ・カズチカ(撮影・金田祐二)
王座を奪還したオカダ・カズチカ(撮影・金田祐二)
3枚

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 毎年恒例1月4日の東京ドーム大会が、新日本の創始者で昨年10月1日に死去したアントニオ猪木さんの追悼興行として行われた。最終試合では昨年のG1クライマックス覇者のオカダ・カズチカが33分超の激闘の末に王者ジェイ・ホワイトを破って王座を奪回。オカダは3年ぶりに観客の声出しが解禁となった東京ドームで、観衆とともに猪木さんの決めゼリフ「1、2、3、ダー!」を絶叫して新日本50周年の最後を締めた。

 過去1勝4敗の天敵ホワイトを迎え撃ったオカダ。「ボクなりの新日本プロレス」という、赤いマフラーに黒を基調としたコスチュームの猪木さんを思わせる姿で現れたが、厳しいボディー攻め、セコンド外道の介入などに大いに苦しめられた。

 それでもトップロープから場外へのトペコンヒーロなど捨て身の荒技も繰り出して反撃。33分超の激闘は猛烈な打撃戦となったが、オカダは猪木さんの必殺技、延髄斬りで流れを引き寄せ、最後はホワイトのお株を奪う掟破りのブレードランナーを見舞い、レインメーカーで葬り去った。

 試合後は、昨年1月4日に同王座を争った鷹木信悟の挑戦要求を受けたオカダ。久々に東京ドームに響いた「オカダ」コールに、「すごいパワーになりました」と感謝した。続けて、ホワイトに再戦を呼びかけ、「まだ(ホワイトの)4勝2敗なんだよ。勝ち越しで終わらせねえからな」と予告した。

 そして、あふれる涙をこらえながら「猪木さん、ボクたちの戦いは届きましたか」と天国に問いかけ、「猪木さんが創った新日本プロレスを、闘魂を受け継いで、100年200年、新日本プロレスが続くように盛り上げて行きます」と、決意した。

 最後は「51周年の新日本プロレスに金の雨が降るぞ」とを叫んで締め。だが、花道を引き上げる途中に振り返り、「猪木さん新日本プロレスを創って下さり、本当にありがとうございました!」と感謝し、「1、2、3、ダー」を絶叫すると、猪木さんのテーマ曲「炎のファイター」が東京ドームに鳴り響いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス